韓国のサムソンとLGの最新テレビの技術対決が、本格的になってきました。
ターゲット層は超富裕層で、価格は日本円で約1000万円台!
サムソンの1億7000万ウォン(1600万円)のMicro LEDの大型110インチテレビ「The Wall」。
LGはラスベガスでのCESでも発表されていた巻き取り型の「SIGNATURE」もついに販売開始です!
購入は絶対に高くて無理ですが、ラグジュアリーホテルに行くと景色もよいお部屋もあるので、テレビ見る時には画面広げ、景色楽しむ時は画面を巻き取り、そのお部屋のビュー、空間・時間を楽しむのもいいですね。
LGの画面巻き取り型のテレビは、下記の記事に動画があります。
画面がどうボックスから出てきて、テレビになり、どう巻き取られるのかイメージつくと思います。
このような画面を巻いたり、折れたりする技術の研究・開発について、私が2012年に開催した韓国ITのテックセミナーでも紹介したのですが、数年の開発を経て、最近スマホも含めようやく量産化されたようです。
下記、動画ニュースの2社について報道しているアナウンサーと記者の記事は下記に翻訳します。
下記、動画ニュースの意訳含む翻訳です。
【アナウンサー】
画質と機能を巡り舌戦を繰り広げてきた世界テレビ産業1、2位のサムスン電子とLGが今度は1億ウォン台(約1000万円)の最先端テレビを自社のプライドをかけたバトルが始まりました。
LGが巻き取り型テレビを発表すると、サムソンは新ディスプレー技術を備えた超大型テレビを発表しました。
【記者】
QLEDテレビとOLEDテレビをめぐって競争を繰り広げてきたサムスン電子とLG電子が、今度は最先端超大型テレビを巡り、対決します。
サムスンが発売した製品は、次世代ディスプレイを搭載した110インチのマイクロLEDテレビです。
従来のQLEDと違い、マイクロLEDは、別途装置が不要で、自ら光と色を出せるのが特徴です。
価格はなんと1億7,000万ウォン。(約1600万円)
全世界の富裕層を狙った製品です。
<ヨン·ソクウ サムスン電子映像ディスプレー事業部専務>
「現存する最高のディスプレー技術を集約したサムスンのマイクロLEDテレビは、従来のテレビとは次元が異なる新しいディスプレーの始まりになるでしょう。」
LG電子は、一歩リードし、巻き取った画面を広げることができる65インチのOLEDを搭載した、1億ウォンのローラーブル(Rollable)テレビを発売し、既にプロモーションを開始しました。
「OLEDディスプレーは、画素の一つ一つが光と色を作り出すのはもちろん、画面を巻き取り、自由に曲面を演出するなど、他のディスプレーでは具現できない長所を持っています。」
両社とも1億ウォン台のテレビが主力製品ではありません。 ブランド価値を高め、下位製品の価格を引き上げようという戦略です。
<アン·スンホ スンシル大経営学科教授>
「最高品質のテレビのブランディングを確保するための努力だとみています。残りのモデルも相乗効果を発揮し、高級化を狙っているのではないでしょうか。」
両社のテレビ戦争は、超高価プレミアムテレビ市場にまで発展し、一層激しくなる見込みです。