2021/11/18韓国センター試験:大学修学能力試験

韓国のいわゆる「センター試験」にあたる「大学修学能力試験(수능:スヌン)」が、来週の2021年11月18日(木)に実施されます。

コロナの新規患者数が現在韓国では増えてきていますので、感染対策を入念に行いながら実施され、高校3年生などの受験生は、最後の追い込みでオンライン授業に変更して試験当日に備えます。

このスヌン、日本では試験当日の韓国の遅刻しそうな学生を、警察・ボランティアが送迎をサポートするシーンがメディアで多く紹介されます。

日本ではセンター試験に遅刻する学生をここまで支援する風習がないので、「物珍しさ」もありますが、いかに韓国社会では大学入試が人生において重要なのかを知るきっかけにもなります。

来週もそのような報道が日本でも出るでしょうね。

今はこの文化が残っているか分かりませんが、私がソウルにいた大昔は、このスヌンシーズンになるとお店の店頭で、水あめを切る大きなハサミをテンポよく「カチンカチン」と鳴らしながら、受験生を応援して、水あめを売る文化がありました。

この水あめが「くっつく＝合格」を意味をしていて、祈願のためによく売られていて、テスト受ける友達にあげたりしていました。

そして試験当日の朝食と言うと「わかめスープ（ミヨックッ）」は厳禁でした。

つるつるするのが、（落ちる）を連想するようで、私も下宿にいた時、食事担当のアジュンマに「明日テストありますー」と言ったら「じゃ、わかめスープは止めておくね」と気を使ってくれてました。ありがたい、アジュンマ♪

当日の試験で印象深かったのが、受験生のために、空港近くの試験会場はリスニング試験に影響があるとのことで、飛行機の離発着を少し止めると語学堂の先生が話していたのが今でも記憶に残っています。

受験会場の前には門に「合格するように」と水あめをくっつけたり、受験生の家族や後輩たちが大きな声で応援しながら見送りつつ、試験が終わるまで校門前で祈る習慣もありました。

人生がかかったスヌン。今はコロナで家族も後輩たちも家で応援でしょうね！受験生ファイティン！

韓国の修能試験(スヌン)がどのような感じで行われているか、公式サイトにあった概要の日本語訳してみました。

日本のセンター試験と比較すると科目なども違いますね。

韓国教育課程評価院　ホームページ

2021年8月19日(木)～ 9月3日(金)

11月18日(木)

11月18日(木) ～ 11月22日(月)

11月29日(月)

11月19日(金) ～ 12月10日(金)

12月10日(金)

韓国ヨギイッソヨ