韓国ヨギ イッソヨ

韓国の文化、ドラマ、音楽、韓国語、旅行、ITなど綴ります。

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手話通訳士さんの貢献:J-hope Lollaparooza

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2022年8月1日にJ-hopeが、シカゴでのフェスLollapaloozaで初の単独ライブを1時間、ヘッドライナーとして大成功させました💜

 

Lollapaloozaの運営関係者の一人が「日曜日は観客数少ないけど、この31年でJ-hopeほどチケットが売れたアーティストはいない」と語っていたそうです。

 

魂を込め一つ一つの活動をし、今回もアルバムの準備してきたホビの結果とも言えます。

 

Twitterなどを見ると本当に多くのARMYが、ホビのステージを見に、世界中から訪れていましたが、聴覚障碍者の方もいたり、ライブ放送を見ていた方のためにも手話通訳士さんを要請していたようです。

작은 디테일까지 놓치지 않았다. 롤라팔루자에 수어 통역사를 요청했다. 빠른 랩까지 수어로 통역이 가능한 분을 섭외했다. 제이홉은 관객 한 명 한 명 소중하게 생각했다.

“些細なディテールまで逃さなかった。ロラパルーザに手話通訳士を要請した。早いラップまで手話で通訳ができる方を交渉。J-hopeは観客の一人一人を大切に考えていた”

 

出典

 

 

 

 

手話通訳士さんは事前にホビの韓国語の楽曲も聴いていらっしゃったでしょうし、ホビが話すコメントも事前に共有されていると思いますが、韓国語から英語への手話通訳士さんは神技だと思いました。

 

資格を取るにも大変だと思いますが、耳で聞いてまず言語を頭で変換して、口から言語でなく指で通訳するなんて。

しかもラップまで😵

 

会議などの口語での言葉での同時通訳は、通常2名など複数で行い、集中力が続く約15分ぐらいで交代しながら通訳していきます。

この投稿を見ると、ロラパルーザの手話通訳士さんも、複数名いらっしゃるようです。

これだけ体を使いつつ、ラップまで通訳すると15分、約3曲で体力が相当消耗されると思うので、適宜交代が必要でしょうね。

 

担当の方の表現を見ると、指だけでなく体もリズムに乗りながら、感情を視覚的にも表現し手話通訳をすると、意味や雰囲気の理解をさらに促す効果があると思います。

字幕表示より、言語伝達に視覚的にもより付加価値をつけて意味を伝達できるのかと感じました。

 

今回、10万人ぐらい集まったと言われるこれだけの会場でのお仕事は、手話通訳士さんにとって、とてもやり甲斐があったお仕事だったと思います。

聴覚障がい者の方も、手話通訳士さんの手話を通じ、ホビが言おうとしているメッセージが、少しでも心に届いたらいいですね💜

 

今回ホビの手話通訳士さんのお仕事を初めて拝見し、AIにとって変わらない、高度な技術を要する専門的職業ですね...。👏

 

「Diversity & Inclusion」

誰一人ファンを取り残さない社会。

アメリカは進んでいますね。

 

障害を持つアメリカ人法 Americans with Disabilities Act of 1990(ADA)と呼ばれる法律があります。

障がい者にも、合理的配慮を義務化する法律で、製品やサービスの享受に支援が必要な人でも、健常者と同じようにサービスが受けられるようになっているので手話通訳さんがライブ会場に多いのでしょうね。

 

日本も2024年4月から「障害者差別解消法」の改正法が開始されます。

支援が必要な人への合理的配慮が民間企業にも義務化されるので、来年から日本でも、聴くことに支援が必要な人が「ライブに行きたい!」と思い要請をしたら、ライブ会場で手話通訳者の方々をお見かけすることが増えるかもしれません。

 

聴覚障がい者には「手話」、視覚障がい者には「音声ガイド」など、日本もこういった考えや福祉サービスが提供ができるバリアフリーな社会、人材育成が進むといいですし、日本でも多くのファンの方に、海外アーティストのメッセージが届く環境になりますように。